旧帝大を初めとして、国立大学を合格するには、センター試験と二次試験二つの壁をクリアしなければなりませ
ん。実は、センター試験と二次試験どちらも共通して重要なことがあります。
それは過去問の研究です。過去問をおろそかにしてはいけません。試験問題は毎年毎年、似たような形式で、似たようなレベルで出題されているからです。よ
く、こんなことを言う人がいます。
「一度出た問題なんだから、過去問なんてやってもムダだよ」
今この文章を読んでいるみなさんは、上記のようなことを言う人に出会ったら、見えないように小さくピースサインして、次のように心の中でつぶやいてくださ
い。「よし!ライバルがまた一人減った」
それほど過去問を軽視する人は不合格に近づきます。わかりやすいように数値化して解説しましょう。
たとえば、高校教育課程からくる
試験範囲が1 2 3 4 5 6 7 8 9 10だとします。
当然、過去問を分析する人は傾向をつかんで
出題範囲は1 2 3 4 5 6 7が中心だと気づきます。
そして、なんだか2 3 5あたりの分野が多いなと気づくこともあるかもしれません。 そして
高校教育課程からくる試験レベルがA B C Dだとします。
すると、過去問を分析した人は
Dレベルが毎年1問出ているな。でも、他はレベルB C程度だ。
レベルB Cの問題を確実に解けるようにしておけば、合格点数を確保できるぞ。Dレベルも完全解答しなくても部分点なら稼げそうだな。部分点はレベルB
Cで対応できる。
とまぁ、要するに、勉強の方針がたつのです。
そして、自分の希望大学への最短距離を目指すのです。それがまさしく効率的勉強です。もし疑っている人がいらっしゃるなら、
東大と京大の英語過去問を見比べてみればその違いは、一目瞭然です。
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